“事故物件住みます芸人”松原タニシの体験談をもとにした実話映画『事故物件 怖い間取り』

突然ですが、あなたは事故物件情報サイト「大島てる」などを使って、事故物件を検索したことがありますか?
「写真でなら見たことがある」という人はいても、「そこに実際に住んでみた」という人はなかなかいないのではないでしょうか。
そんな私たちとはうらはらに、“事故物件住みます芸人”として、日常で発生する心霊現象を検証している松原タニシの体験談をもとにした映画『事故物件 怖い間取り』です。

あらすじ

売れない芸人のヤマメ(亀梨和也)は、結成10年目に相方の中井(瀬戸康史)から解散を告げられる。
突然ピン芸人として活動する ことになり途方に暮れるヤマメは、ある無茶な条件のもとにTV出演の依頼を受ける。
それは「事故物件」――自殺・事故・殺人などの理由で以前の住人が命を落とした部屋に住み、そこで起こった怪奇現象をビデオで撮影してバラエティ番組を盛り上げる、というも
のだった。
売れるためには仕方がないと疑惑の物件に引っ越した彼の周囲でさっそく起こり始める異変。
かくしてブレイクしたヤマメは周囲の心配をよそに、次なる事故物件を求め、想像を絶する恐怖に巻き込まれていくのだった…。

亀梨和也がホラー初主演

売れない芸人のヤマメを演じるのは亀梨和也。
心配する周囲をよそに事故物件にのめりこんでいくヤマメを、ホラー初主演でありながら見事な演技で表現しています。
ほかにも、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうかなど、個性派俳優たちが共演しているのも見どころ。
特にヒロインを演じた奈緒は、危険な状況に陥っていくヤマメを密かに心配する役柄を演じ、ホラー・ヒロインとしても才能を開花させています。

Jホラーを牽引し続ける中田秀夫監督の手腕が光る

監督を務めたのは『リング』(1998年)以来、『劇場霊』(2015年)『スマホを落としただけなのに』(2018年)と「Jホラー」を牽引し続ける中田秀夫。
「恐すぎて部屋に入れない」という読者が続出した松原タニシの原作に映画的脚色を加え、“エンタメホラー”として昇華させています。
それと同時に、主要登場人物たちが繰り広げる人間ドラマを、映画ならではのリアリティをもって演出しているのも見事といえるでしょう。